ブレイブ・ストーリー小説『ブレイブ・ストーリー』ストーリー三谷亘(ミタニ ワタル)は小学5年生。どこにでもいるような、普通の少年だった。ある日、幽霊が出ると噂される"幽霊ビル"で、要御扉(かなめのみとびら)に出会う。そこを潜り抜けると、はじめてみる、大きな、現実とは違う、不思議な世界、幻界(ヴィジョン)が広がっていた。 もう一度要御扉のもとへいきたいと幽霊ビルへ行くが、隣のクラスの優秀な転校生・芦川美鶴(アシカワ ミツル)が上級生に痛めつけられている現場に居合わせてしまう。助けようとしたワタルもまた暴力を振るわれるが、ワタルによって解放されたミツルは魔術を使って漆黒のバルバローネを呼び出し、上級生に反撃し、そして最後には、上級生たちをバルバローネは飲み込み、消してしまった。夢としか思えないその光景がワタルの心を掴む。そしてミツルは姿を消した。 そんな中、ワタルの父が突然、昔愛した女性と復縁すると、離婚を宣言して家を出て行ってしまう。その愛していた女性、田中理香子のお腹にはもう子供がいた。ショックでワタルもろとも親子でガス自殺をしようとする母。ガス漏れにも気付かず眠っていたワタルを起こしてくれたのは、行方不明になっていたミツルの声だった。 「運命を変えたかったら、幻界へ行け」というミツルの呼びかけに応じ、家族を取り戻す為、母と自分の運命を変える為に幽霊ビルの階段の上に現れた要御扉を通って、ワタルは再び幻界へ。 ラウ導師の導きで、願いを叶えてくれる運命の女神が住むという"運命の塔"を目指す"旅人"となったワタルは、水人族のキ・キーマ、ネ族のミーナといった仲間と出会いながら、幻界での旅を続ける。そして、ミツルもまた、運命の塔を目指す旅人として、ワタルより一足先に旅立っていた。ワタルの、そしてミツルの願いは叶えられるのだろうか…。 宮部 みゆき
ブレイブ・ストーリー(下)
???おだやかな生活を送っていた男の子に、突然、両親の離婚話がふりかかる。家を出た父を連れ戻し、再び平和な家族に戻りたいと強く願う少年が向かった先は、運命を変えることのできる女神の住む世界「幻界(ヴィジョン)」だった。5つの「宝玉」を手に入れ、女神のいる「運命の塔」を目指す彼を待ち受けるものとは!? トカゲ男にネコ娘、火を噴くドラゴン。コミカルなキャラクター勢とともに、次々と沸き起こるトラブルを乗り越え、少年は強くたくましくなってゆく。 ???現代社会の歪みを浮き彫りにしたクライム・ノベルから、下町情緒あふれる時代小説まで、さまざまなジャンルにおいて高水準の物語を生み出してきた著者が新たに挑んだ作品。それは、上下巻あわせて2300枚にも及ぶ壮大なスケールで描かれた冒険ファンタジーである。 ???名実共に日本を代表する著者は、子ども時代のように空想の世界を素直に受け入れられない大人の読者のために、周到なお膳立てを忘れない。まずは、上巻の半分を占める現実世界の描写。幽霊を信じないほど「マジメでカチカチ」で、両親のいいつけに反抗できない「いくじなし」である小学5年生のワタルが、「運命を変えたい」と切実に願うまでに至る日常を丹念に描くことで、読者を主人公の気持ちに感情移入させるのだ。さらに、「幻界」の設定が効いている。「『幻界』とは現世に住む人間の想像のエネルギーが創り出すもの」であるため、ワタルが大好きなロール・プレイング・ゲームのシリーズに登場する舞台やキャラクターに似ていて当たり前。ファンタジーが苦手でもこれなら頷ける。子どもがゲームに影響された夢を見ているのだと。しかし、一旦「幻界」に入り込むと、これら現実的感覚が揺らぎ始める。 ???次から次へと現れる愉快な登場人物とドキドキハラハラのハプニング、そして感動の出会いと別れ。流れるようなストーリー展開に、カチカチの大人もいつしか幻の世界を行く「旅人」となる。(冷水修子)
宮部ファンの方には申し訳ないのですが、私にはこれっぽっちも面白いと感じられませんでした。
この作品で言いたいことは、「正義のためなら何をしてもいいのか」ということと、「自分が変わらなきゃ何も変わらない」ということだと思います。上下あわせて1300ページはありますが、結局言いたかったことはそれだけか、と少しがっかりしました。
本書が映画化される、ということだったので、子供と映画を見に行く前に読んでおこうと思って手に取った。
私は宮部みゆき先生の作品を読んだのは、これが初めてでした。
上巻を読み切った方は、きっとこちらも読む気満々になっているはず。なぜなら、気になることがありすぎて、とてもではないが、読むのを止めるのは不可能な状態にあるだろうから。(小学生の高学年以上なら充分に読める内容だと思うので、へこたれるということは考えにくいけれども…)
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